2015年12月8日火曜日

「江湖最後一個大佬」周星馳が泣くまで罵られる

台湾の俳優・柯俊雄が12月6日に亡くなりました。享年70だそうです。こちらによりますと、とても厳しい人で「江湖最後一個大佬」の撮影現場では共演した周星馳の取り組み態度に激しく怒ったようです。

以下に該当部分の翻訳を行いました。ちなみに「三字經」とは台湾の俗語で「幹你娘」を意味するようです。そう言えば、谷垣健治監督も香港で映画に出た際、どのみち声が吹き替えされるため、数字を数えたと著書に書かれていました。

翻訳

柯俊雄は13年前に「中央通訊社」のインタビューを受け、1990年に周星馳と映画「江湖最後一個大佬」を一緒に撮った時の話をした。当時、現場では同時録音をしていなかったため、本格的な撮影の時、周星馳は台詞を暗記しないで演技をした。台詞は12文字だったため、事もあろうに周星馳は直接、(大先輩の)柯俊雄に「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12。」と言ったのだ。

怒りを爆発させた柯俊雄は周星馳を許さず、指をさしながら面と向かって「テメェの母親を犯すぞ。」(三字經)と疾風の如く罵った。当時、周星馳は、さらに泣くまで彼に罵られたのであった。